富士山ビュー特急

富士急行が運営する富士山ビュー特急が2024年11月5日(火)から当面の間、車両点検の為にしばらく運休になると聞き及んだので運休となる前に乗車してきました。

富士急行線は山梨県大月駅から河口湖駅までの26.6 kmを結び、標高差約500 mの区間を走行します。

この路線は「富士登山電車」や「フジサン特急」、「トーマスランド号」などの観光列車が運行されてたりします。交通事業以外にもサービス業も運営されており、富士急ハイランドなどが有名ではないでしょうか。

折角なので、事前に専用予約Webサイトでスイーツプランを予約。下りの始発駅である大月駅から乗車します。

さて、列車登場当日、大月駅を訪れ出発までの時間調整もかねて駅前で昼食をとる事にしました。

今回お邪魔したのは、月Cafeという駅前のカフェです。店内は落ち着いており、ゆっくりとできます。色々なランチメニューがありましたが、メニューの一番上に記載されていたオムライスプレートを注文しました。駅前の立地なのに、お値段が高すぎることもなく満足な一品!

お腹も膨れたことですし、いざ富士急行 大月駅のホームに向かいます。

富士山ビュー特急は富士山麓を走る特別な観光列車で、もともとJR東海が所有していた371系電車「あさぎり」だったそうです。2012年まで特急「あさぎり」として運行していましたが、退役後はリニューアルされ、富士急行線の富士山ビュー特急として2016年4月23日から運行を開始したそうです。

暦年の運行により外観は修復の跡が目立ちますが、メタリックな赤い塗装が印象的、工業デザイナー・水戸岡鋭治氏によるデザインは、車内に木を多用したぬくもりが感じる落ち着きのある雰囲気を作り出しています。

出発の15分前には車内へ入れるようになりました。今回は事前予約していた事により、1号車の特別車両へ乗車。アテンダントの方が予約の確認をされた後、席に案内してくれます。

特別車両(1号車)に乗車の人にはドリンクのサービスも付随しており、何杯でもおかわり自由との事(そんなに飲めませんけどね)。桃ジュースとアルコール類は有料ですが、これらは持ち帰りも出来ます。

席につくと早速、アテンダントの方がスイーツをもってきてくれました。

手前から、

富士山ビュー特急風エクレア:甘酸っぱいピューレを混ぜたカスタードクリームがシュー記事に詰まったエクレアです。このアクレアのデザインも水戸岡氏が関わっておられるそうです。

FUJIYAMAショコラ:ピスタチオクリームをチョコムースで包んだ、富士山を彷彿させるデザインが特徴です。

雲パン:雲を表現したふわふわ触感のパンです。付属の桃と葡萄の手作りジャムと一緒に食べます。この雲パンはお持ち帰りする事も可能だそうです。

赤ワインと一緒においしくいただきました。

富士山に一番近い鉄道、というキャッチコピーの通り、車窓から富士山がいたるところで臨めます。見えるポイントに差し掛かれば、アテンドの方や運転手の方の車内アナウンスで教えてくれます。一番よく見えるポイントでは車速を落として撮影しやすいようにしてくれました!

約50分間の短い旅程でしたが、特別な時間と空間を作り出してくれる観光列車でした。しばらく運休となってしまうようですが、2025年3月ごろに再び運行を開始してくれる事を祈っています。

By ひおし

神奈川在住の中年オヤジです。 シングルファーザーを経て子供も独り立ちしたので、以前より手持無沙汰となりました。何か今までと違う事を試してみようかとブログに挑戦しています。

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